無題のアルバム「CAMURO ORIGINAL MODIFY」

先日音が出せなかったCAMUROのモディファイ・マルチですが、実はアップしたその翌日にお客様がまた持っていらしてくれ、音を出せました!!ので、遅くなりましたが自分なりなインプレッションをば。

 

というわけでBOSSのBE-5ですね。これがなななんとKeeleyレベルのトーンを持ったマルチエフェクターに改造されており(各エフェクトごとに手がかけられている)、度肝を抜くとはこういうことかと思いました!それが音を出した第一印象。

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さて、ご説明しましょう。まずはギタリストから見て右のフットスイッチ、これ実はEPブースターです。レベルのノブは透明ノブのギタリストから見て一番右になります。そして同じくその向きから見た左のフットスイッチ、これはMXRのPHASE90です。透明ノブの真ん中がそのコントロールになります。そして透明ノブの一番左(こちらから言う右)でエフェクト音全体のかかり方を決めます。これが音痩せ防止に多大な威力を発揮します。そしてこれだけで驚いてはいけません!

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はい、ご覧下さい。これがCAMUROの真骨頂、まずこちらから見て左と真ん中のスイッチですが、これ内蔵されているBOSSのオーバードライブ&ディストーションのクリップスイッチです。コンプカットスイッチと言った方がわかりやすいかもしれませんね。フルトーンかよっって感じです(笑)。そしてその右にあるもの、おかわりですか?でなく、おわかりですか?答えは次の写真コメントの一番上で!って地下鉄の広告かよ。

 

あ、悪ふざけが過ぎましたねすみません(汗)。

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答)あれはEPブースターに内蔵されているディップスイッチです。それをあそこまで引っ張ってきております。

 

そして、ここまで改造されていれば気になるのは基盤同士の干渉でノイズが多くなる事ですが、なななんと、そこはニコイチがお得意なCAMUROです!全くもって問題なし!むしろ全体におけるモディファイによりかえって抜けが良く太いとというか厚いというか、完全に化けきっております。“Keeleyになった”が一番的を得ている言い方かもしれません。

 

これはオーナーであるNさんの全てを知った上での細かい注文とそれに対し、それ以上に応えようとするビルダーさんとのバトルと申しますか、お二人の心意気が伝わると申しますか、素晴らしい作品になっています。これこそがハンドメイドエフェクターの凄みであり醍醐味ですね。というか、これが出来てしまうCAMUROの技術力が半端でないっ。

 

言い忘れましたが、フットスイッチも補強され通常より丈夫になっています。そんなわけでCAMUROですが、まだまだ無名のブランドながらその技術力に相当高い潜在能力を秘めている注目のブランドです。

 

追ってCAMUROオリジナルモデルもこちらで紹介しますが、貴方の夢を実現させる素敵なオリジナルモディファイの受付も行っています。

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