ビルダーズ・ブランドについてのお話
皆さんこんにちは!
本日はビルダーズ・ブランドというものについて少しお話をさせていただきます。
思い起こせばオープンの一ヶ月前、相当私は追い込まれていたんですね…。と申しますのも、六本木の本社フェブのミーティングルームに防音室とショーケースを置き、店舗を構えるという大胆な構想の中で、あくまで肝心なのはその売り玉でした。
売り物を探し、毎日の様にハードオフやら中古楽器店を徘徊はしてはいたものの、もうすでに中古相場で売り出されているものに利益をとって店頭に並べても、そう売れるものではありません(汗)。
ですので、知り合いに片っ端から連絡をし、必要のないエフェクターを売ってもらう作戦に変更し、ほんの僅かながら商材は揃い始めてはいましたが、その様な路線ですと質量ともに中古専門店にかなうわけがありません。
六本木の閑静な場所にあるエフェクター専門店…そこで実際何を売り、何が出来るのか??
つまり商材の決め手に相当悩んでいたわけでした。
頭の中で「今ならまだ止められる、引き返せる」と何度考えたことか…(苦笑)。
そしてたまたま楽器業界の友人と飲んだ時、そんな弱音を漏らすと友人が言った言葉が「お前はこの仕事で人生をエフェクトするんじゃないのか?」だったわけです。
その友人の言葉がそのまま後の東京エフェクターの売り文句になったわけですが(笑)。
それを境に私の頭の中が非常にクールになり、そして閃いたのが、前職時代にLoud&Proudの斉藤氏と行っていたオリジナルのエフェクター製作でした。
「あ、そうか、斉藤氏の様な人たちをたくさん集めてそのショールームみたいにすれば、この立地も生きてくるし、集いの場にすることによってその様な自作エフェクターを作っている人たちが、切磋琢磨もし、より素晴らしい作品が生まれるのではないか?」
そう考えたわけですね。
そして知人の紹介等により徐々に集まったブランドが、まずはSound Wave Lab、そしてCAMURO、Blackend、320design、Ovaltoneと、現在すでに大御所にもなっているブランドの方々でした。
そのようなブランドを、では総括して何と呼ぼう???
…と思いついたのが「ビルダーズ・ブランド」という言葉だったんですね。その頃はまだ、ビルダーズ・ブランドという言葉自体聞きなれない(言葉としてはすでにあったのかもしれませんが)ものでした…。
写真は当時のラインナップとなりますが、非常に懐かしいです(笑)。
そしてそれが後の「エフェクタービルダーズ・コンテスト」に繋がるのはいうまでもありません。
そんなわけで本日はビルダーズ・ブランドについて少しですが語らせていただきました。
本日はではまた!
東京エフェクター|ハイエンド・ブティック・ハンドメイ
info@tokyo-effector.jp
http://tokyo-effector.jp/