『エンケン大博覧会』と東京エフェクターオープン5周年記念モデル

皆さんこんにちは!

 

一週間ぶりの投稿になってしまいました。
皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?

 

さて、本日はどこか不自然な写真かと思われた方も多いかと思います。

 

実は先日、個人的に大ファンである純音楽家、故遠藤賢司さんの「遠藤賢司デビュー50周年記念『エンケン大博覧会』」に行ってきたわけですが、このマーチンD-35は遠藤賢司(以下エンケン)さんのギターであり、デビュー以来いつも一緒にずっと使い続けてきた愛器であるわけです。

 

https://enken.com/wp/

 

私もこのマーチンの音はレコード、CD、TV、生、でずいぶんと聴いてきておりまして、それこそこのマーチンを目の前で目に焼き付けたく当日は会場に赴いたわけですね。

 

そして実際に目の当たりにして感じたことは、主人がいなくなった楽器の哀愁でした。
もうこのギターはエンケンさんのものでしかなく、と申しますより、エンケンさんの身体の一部であり、魂そのもの…それこそ全てが染み込んでいるわけです。
しかしながら、今後このギターを弾いてくれるオーナーはおりません…。そのギターの淋しさが強力に滲み出ている…。

 

私にはそう感じたわけです。

 

職業柄、どうしても楽器を見るとその状態が気になります。ですのでチェックはしてしまいました。
結果、弦高は高く、フレットも相当磨り減り、エンケンさんがどのポジションを多用していたのかもわかりました。全体的な塗装はすでに光沢はなく、過酷な現場を共にしてきたことが一見でわかります。

 

そして写真をご覧いただけるとおわかりのように、ボディー表板もその力強いピッキングで穴があくかのごとくすり減って、ピックガードは途中からもげてしまっております。

 

楽器というものをどうとらえるかは個人の好みと自由があります。ですので、ここは単に私の価値基準というだけで、それ以上でも以下でもないと思っていただきたいのですが、楽器として60年代に産声を上げて、その数年後に嫁いだオーナーにここまで使用されて、楽器としてはそれが本望ではないかと私には思えます。

 

このギターの音色に何人の人間が勇気付けられたり癒されたり、心を動かされたことか…。
それを考えたら、ご苦労様…よくこんなになるまで主人を支えたね…とむしろこのギターに感謝の気持ちが湧いてくる…最後にはそう感じていた自分がおりました。

 

 

エンケンさんはなくなっても尚、このように人を感動させてくれるアーティストなのだとその包容力に包まれつつ、では、どうして一緒にエフェクターが写っているのか?について以下ご説明します。

 

こちらの3機種ですが、去年の東京エフェクターオープン5周年記念モデルです。
私どもはオープン当初から、プレイヤーの方々に使用して欲しいという願いを込めてオリジナルのエフェクターを製作して参りました。そしてOvaltoneも、Sound Wave Labも、Limetone Audioも、まさに使用するエフェクターとして、プロアマ問わず人気のあるブランドです。

 

そんなブランドが、私どものためにコラボしてくれたモデルであり、音の方はもちろん素晴らしいものであり、これらのエフェクターをそれこそ生涯に渡りと言うと大袈裟となりますが、ガツガツ踏んで使用して欲しい…。

 

それが私どもの願いであって、その気持ちを込めて、あらためてエンケンさんの話を交えてご紹介いたしました。

 

限定モデルではありますが、まだ少ないながら在庫はございますので、ぜひ店頭にてお試しください。

 

https://tokyo-effector.jp/archives/category/recommend

 

本日はではまた!

 

 

◆お知らせ◆
今週は1/23(水)1/24(木)が定休となります。ご来店の際はお気を付け下さいます様どうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

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