Maxon/ST-9 Super Tube Screamer
皆さんこんにちは!
ここのところTOKYO EFFECTOR製品の発売や、ビルダーズコンテスト関連、またエフェクターボードの製作がブログの主なテーマとなっておりましたが、本日は久々にエフェクターの話題を少し…。
こちらの写真は先日入荷したMaxon/ST-9 Super Tube Screamer(80年代前半製)ですが、この後のゼロワンシリーズのST-01 Super Tube Screamerはたまに見かけても、このST-9はあまり見かけることが少ないかもしれません。
同時期のナインシリーズのモデルには、もちろんあの大名器であるOD-9 Overdrive(TS-9 Tube Screamer)がございますし、これまた名器であるSD-9 Sonic Distortionもございますが、何故かこのモデルに関してはあまり話題にあがらない…。
しかもMaxonのオーバードライブであるにも関わらず、「Overdrive」と呼ばずに海外向けのOEM製品であるIbanezの呼び名「Tube Screamer」をモデル名に起用しているところも変な探究心をくすぐります(笑)。
サウンド的にはOD-9(TS-9)にミッドブーストが付いているのですが、トーンコントロールとの組み合わせで結構細かい音色変化が楽しめます。
どちらかと言うとこの2つのコントロールはEQと考えるとわかり易いかもしれません。
そのEQにより、OD-9(TS-9)よりも中域から高域が強く出て来るので、TS嫌いの人がよく言う「鼻づまり感」をあまり感じさせなく、ファットに前に音が飛び出す感じです。
しかも中を開けたらJRC4558Dの艶あり4桁シリアルが2個搭載されており、オリジナル4558D独特のバイト(喰いつき)感はやはりTS…。
このモデル、ヴィンテージ・エフェクターとしての評価はそれほど高くはないものの、当時のナインシリーズの異端児的オーバードライブとしては、かなり魅力的な製品だと思いました。
そんなわけで本日はではまた!
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