MXR M83 Bass Chorus Deluxe 修理

MXR M83 Bass Chorus Deluxe 修理。

ベース用にデザインされたMXRのコーラスペダル。

スイッチ時にポップノイズが発生するというご相談。
また、X-OVERスイッチをもスイッチが入る時、入らない時があるとのこと。

動作テストでは、それほど大きなノイズは確認できませんでしたが、本来0Vが理想値である入力ジャックにエフェクトON/OFFどちらの状態においても20mVほど直流電圧が掛かっており、スイッチャー側でのスイッチ切り替えの際に当該の電流が流れることでノイズが発生している可能性があるように思われました。

また、基板上の電解コンデンサに容量が大幅に減少しているものを4つ確認。
いずれも信号経路のコンデンサとなっておりますため、低音域の減衰が発生しているものと思われました。
今後信号を通さなくなる故障の前兆段階と思われますため、新品の良品コンデンサに交換。

また、表面実装の小型コンデンサの1つにパッケージが欠けて中の電極が露出しているものを確認。
こちらは容量を測定すると正常値でしたが、トラブルを防止する意味も含め新品交換。

X-OVERスイッチは、テスターを当てて確認したところ、導通する時と導通しない時があり、動作が不安定なこと確認したため、同型番の新品スイッチに交換。

パーツ交換と基板洗浄後に確認したところ、入力コンデンサ等のパーツは現状問題ないものと判断。
入力ジャックの電圧は正常範囲と思われる1mVほどに低下していることを確認。

以上で修理完了。

MXR製品の修理は是非当店までご依頼ください。

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