PMP BUF V 修理・モディファイ
PMPのバッファー/ブースターBUF Vのモディファイと修理です。
バッファー機能、ブースター機能、A+Bセレクトは問題ないが、A/Bセレクトの時にAとBの両方が出力されてしまうとのご相談。
また、古いものなので、配線や回路に不具合がないかのチェックも併せて行ってほしいとのこと。
本機は9V電池(×2)のみでの駆動のため、DCジャックの増設を行い、電源アダプターでも使用出来るようにしたいとの要望も。
実機を確認したところ、A/BとA+Bそれぞれのスイッチが逆に取り付けられていました。
これが原因となって、本来意図しない動作を引き起こしていました。
間違って取り付けられていたスイッチの付け替えを行い、正常動作を確認。
DCジャックの増設は、一般的なエフェクター同様の2.1mmセンターマイナス仕様のDCジャックを追加。
DCジャックに電源プラグを挿入している時は電池を消耗しない形で実装。
DCジャックに電源プラグを挿入していない場合にのみ、電池から電源を供給する形になります。
ただし、本機は+-9V電源となっておりますので、9Vを-9Vに反転させるインバーター回路基板を併せて搭載。
モディファイを行った後は、9V電池1つだけでも動作するようになるため、並列接続に変更を行い、9V電池を2つ使用する場合は2倍長持ちする形の実装。
ハンダや配線のチェックを行ったところ、問題ある箇所はございませんでした。
念のためハンダ量が少ない箇所やクラック発生に繋がりそうな箇所につきましては再度ハンダ付けを行い、補修させていただきました。
以上の処置・モディファイを行い、正常動作を確認いたしました。
アナログエフェクターのモディファイは当店までご相談くださいませ。