MXR M169 CARBON COPY ANALOG DELAY 修理

MXR M169 CARBON COPY ANALOG DELAY 修理。

人気のコンパクト・アナログ・ディレイ MXR CARBON COPY ANALOG DELAY。
BBD遅延素子を採用した暖かみのあるアナログ・サウンドが魅力です。

今回の修理はエフェクト音が弱く、ディレイ音もほとんど鳴らなくなってしまったという症状。

実機の調査を行ったところ、エフェクト音が小さく、REGENノブを上げてもディレイ音が1回程度しか鳴らない症状を確認。

下記2点が原因となり、上記の症状が発生していたものと推測されます。

◎原因1.
ディレイ音信号経路の電解コンデンサの不良により信号レベルが減衰。
こちらは正常品に交換することでディレイ音のレベルを回復することが可能です。

◎原因2.
フィードバック音をコンパンダに戻すコンデンサの故障。
このコンデンサ故障によりフィードバック音が消失していたものと思われます。

SA571コンパンダIC不良の可能性もございましたが、コンデンサ交換後に動作確認を行ったところ、こちらに故障はありませんでした。

また、コンデンサ直下に電解液漏れによるパターン腐食がありましたので、隣り合う抵抗など同一回路で繋がる箇所にコンデンサをハンダ付けにて修復。
元の故障コンデンサは基板パターン保護のため破壊して取り外しを行っております。

以上で修理完了となりました。

MXR CARBON COPY ANALOG DELAYなどMXR製品の修理は是非当店までご依頼ください。

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