Ibanez/TS-9 Tokyo Effector Mod
皆さんこんにちは!
前回のTS(チューブスクリーマー)繋がりの話題ですが、こちらの写真はあるお客様からご依頼を受けたVOX V-847とIbazez TS-9のモディファイ品です。
VOX V-847 Tokyo Effector Modに関しては先日も取り上げましたので割愛させていただきますが、本日は左のTS-9モディファイのお話を少しだけ。
実はこのモディファイは前職の楽器店の頃から行っているもので、かれこれ12年になります(笑)。
まず、オペアンプをオリジナルのJRC4558D(艶あり)に交換するのですが、そのあとはビルダーの斉藤氏が耳と感覚でこれの母体となっているサンプル機のサウンドに近づけるという方法をとっています。
実はこのモディファイを始めたのが2004年なのですが、その頃の新品のTS-9に搭載されていたオペアンプは東芝でした。
そして現在はリシューのJRC4558Dです。当然ながら元音が全く違うのです(現在市販されている新品のIbanez TS-9はすでにメーカーにより80年代オリジナルのサウンドに近づけているんですね)。
よって同じモディファイを行ってもサンプル機と同一の音にはなりません。ここでビルダーの耳と手腕が生きるわけです。
元になっているサンプル機のサウンドは、当時10台以上のヴィンテージTS-808&TS-9のサウンドをヒアリングで解析しながら(個体差があるので)、我々で落としこんだものとなっています。
つまりサウンド的にはヴィンテージ系となりますね。
もしご興味おありの方は店頭にそのサンプル機がございますのでご来店下さいます様お願いします。
そんなわけで本日はではまた!
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