Tube Screamerのお話
5月も終盤になり、そろそろ夏の足音が聴こえてきそうな土曜の午後ですが如何お過ごしでしょうか?
今日は今まで不思議な事に一度もこちらで話題にあげておりませんでしたTube Screamer(以下TS)のお話をさせていただきます。
こちらの写真のものは約10年前になりますが、私が一番最初に手がけたモディファイTS-9です。
この1台からLOUD&PROUD斎藤さんとの長い付き合いが始まったわけですが、オペアンプにはあの日本無線JRC4558D艶あり4桁シリアルを使っています。
このオペアンプはすでに当時からプレミアがついていたのですが、ラッキーなことに秋葉原で働いていた知り合いがデッドストックを見つけてくれて、そのうちの50個を買い取りました。
当時からTSに関してはオリジナルに近づけるモディファイ方法がネットに溢れていましたが、基本的にはそれらの方法にはあえてとらわれずにヒアリングと指先の感覚だけを頼りに音作りをしていった感じです。
サンプルに使用したオリジナルIbanez TS-808、TS-9、Maxon OD-808、OD-9はゆうに10台を越えており、ご協力いただいたのは現役のミュージシャンやコレクターの方々で、皆さん快く貸して下さいました。
それらのサンプルは一台一台厳密に言えば違うサウンドでしたが、斎藤さんと二人で集中して音色を紐解き、再現する作業は決して楽なものではなかったです。ただ今考えるとあの時の作業が現在の布石になっていたのは言うまでもなく、だからこそ、TSに関する記事はあたためていたと申しますか、いつかは書く時が来るだろうとあまり触れずにきたわけです。
そんなわけでTSに関してこれ以上書くとつい長くなってしまうので今日はこの辺にしておきます(笑)。
この続きはまたの機会にお話いたしますね。
ではまた!
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