BOSS/OD-2 TURBO Overdrive

もう見飽きてる方は見飽きているであろう、BOSS OD-2 TURBO Overdriveですね。TURBOというネーミングから発売時が想像されますが、お察しの通り85年だそうです。94年まで作られていました。
この85年から94年でピンと来る方もおられるかもしれません、実はこの約10年間はデジタルシンセ全盛時代と言って過言でなく、一般的に非常にドンシャリな音が流行ってた頃です。

 

その頃アマチュアだったり学生だったりしたギタリストの方は、一度はこのペダルを踏んだことがあると思われますが、実はこのペダル、BOSSのオーバードライブの中では異端児でありまして、OD-1から使われていたIC(オペアンプ)が使われておりません。よく言われる「ディスクリート回路(ICを使用しない)」で構成されています。

 

世の中は最先端のデジタルシンセでキャンキャン(オーケストラヒットです、笑)言わせてた時代にICからディスクリートに回路が後戻りしたオーバードライブには何かメーカーの意図があったのでしょうか??
しかし当時、このペダルにはTURBO ONにすると独特のファット感とミッド感があって、JCとのマッチングもかなり良く、私のまわりでもメインで使っている人が多かった記憶があります。

 

あれから20年以上が経ち、現在ではアナログとデジタルがハイブリット化されている時代ですが、歪み系で「ディスクリート回路使用!」というとあえてというか、こだわりのハンドメイド系といったイメージがあります。

 

やはりこのTURBO Overdriveは何かがあります(笑)。

turbo_od

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