無題のアルバム「BLACKEND VOLCANO」

先日ビルダーのエンドウさんがご来店した際、直接ご本人から手渡された1台ですが、すでに国内では流通されている様で、ググると結構記事が出てきます。

 

大ベストセラーのシンコーミュージック刊「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」の著者であり、Geeksというバンドのギターヴォーカルでもあり、知人のミュージシャンの為に器材まわりの製作&修理も手がけ、オリジナルチューブアンプも製作してしまうほどの技術力とノウハウをお持ちの方なので、ブースター製作なんて朝飯前なんでしょうが、あえてブースターから製品化してしまうあたりがクセ者と申しますか、なるほどといった印象です。

 

実はシンプルなブースターほど理論よりも経験によるノウハウが重要で、ご自身でステージにも立っていることが製作において活かされている…。そんな印象を受けました。

 

BLACKEND VOLCANO ¥29,800-(税込)

 

東京エフェクター

03-6804-2591

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さて、そのサウンドですが、以下がオフィシャルの紹介文の様ですのでまずはご覧頂き、次に私の感想を申し上げたいと思います。

 

•VOLCANO(ヴォルケイノ)は非常に強力な増幅力を持ち、今までにないほどにサウンドの増大感を与えてくれる究極のブースターです。

 

•超高域から超低域まで損なうことなくブーストするので、ギターはもちろん様々な楽器に使用出来ます。きらびやかな音ヌケとどっしりとした太さを兼ね備えています。理論値では100倍超の増幅率を持ち、極めて低インピーダンス出力で、バッファーとしても活躍します。さらに、バイパス時の音質に一切の影響のないトゥルーバイパス設計を採用。

 

•ノイズの少ない安定したDC9Vセンターマイナス電源アダプター、または9V/006Pタイプの電池で動作します。日本製 Made in Japan

 

•特徴 ・内部に設けられた昇圧回路により通常のコンパクトエフェクターの3倍の電圧で駆動。それにより十分なヘッドルームを確保し、クリッピングを最小限に抑えたクリーンブーストを実現。信号回路はIC等を使用しないディスクリート回路による限りなく真空管アンプに近い設計。従来のエフェクターとは根本から異なる独自の考え方で回路設計されており、サウンドのスピード感が違います。

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まず音を出した感想ですが、一番最初に感じたことは原音をそのまま持ち上げているということです。

フルレンジブースターという言葉がピッタリですね。増幅率は相当高く、レベルを上げすぎるとアンプが可哀想な感じ?(笑)しかしながら、アンプをクランチにし、こちらでドライブさせた時でも低域及び全てがもたらず、逆にブーストをオフにすると単純にレベルが下がっただけといった印象を与えてくれます。ディスクリート回路の良さが出ているのかなあ?

 

また、周波数的にどのあたりなんでしょうか、少し凹んでいるところがあるのですが、それがいわゆる現代的と言えるところ。Creation Audio LabのMK4.23とも少し共通しているというか、要するにバンドサウンドに入った時とか、エレピやベースにかけた時のぶつかり感がない様に思います。尚かつ凹みによりエフェクターサウンドの艶は増すというか。おそらくこのあたりの音色設定にビルダーのノウハウが注ぎ込まれているのかもしれません。

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そんなわけでこちらがエンドウさんの本です。

実はこの間来店いただいた18歳の大学1年生の男子2人組もこの本持ってます!と言ってましたね。

で、こちらのブースターを見せたら二人して「カッコイイ~~!!」って叫んでました(笑)。もちろん試奏もして頂きましたよー。

 

東京エフェクターではたとえばネットでしか購入出来なかったり、You Tubeでしか音の確認が出来ない良質のエフェクターを展示販売いたしております。貴方のギターをお持ち下されば、防音ブースにてそれなりの音量で試奏出来ます。また、私どもの店舗展開にご賛同いただけるビルダーさんの募集も随時行っておりますので宜しくお願いします。

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お問い合わせは東京エフェクターまで
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ikeda@tokyo-effector.jp