YAMAHA/PROFESSIONAL SYSTEM BOARD

皆さんこんにちは!

 

当店にご来店いただいたことのあるお客様には、試奏室に入る手前左側足下に鎮座しておりましたYAMAHA PROFESSIONAL SYSTEM BOARD(以下PSBに略)にご興味をそそられた方もいらっしゃると思います。

 

当店でその話題のたび、「いやー、コンプレッサーだけ手に入らなくて…(汗)ドカベンの36巻だけないみたいなー(苦笑)」というお話をさせていただいておりましたが(笑)、実はそのPSBは当店オープンの際にお客様より買い取ったもので、コンプレッサーだけがどうしても良いモノがなく、そのままやむなく放置。いずれ完璧にしてセット売りしようと考えていたものでした。

 

ところで本日の話題、こちらの写真のPSBですが、それとはまた別のもので本日お客様から買取りました。
ディレイだけ問題ありでしたが、その他はバリバリ元気、そして綺麗です。純正の専用ライトまで付いており、しかもっ、当然コンプは付いているものといたしまして、80年代に伝説の名器として噂の高かったあの「TONE BOOSTER」まで付いてるではありませんかー!!!(汗)
と珍しく興奮気味でございますが(苦笑)、50Wのマーシャルドライバーとして、80年代前半に日本のプロギタリスト&バンドマンの方々が買いあさったという伝説があるアレです(こちら単体でもあまり市場に出ません)。

 

 

さてそれはそうとです、1982年にヤマハが作ったこちらの製品ですが(33年前)、これはフラッグシップモデルだったと思いますが、当時でおそらく30万円くらいだったはずです。今の感覚で言うと4~50万??エフェクターとしてはかなり高価ですね。

 

ただ、このPSEシリーズは他ブランドの製品にない独創的なアイディアが随所に散りばめられ、デザインも非常にスマートで斬新的でした(システムボードに組込まれるのを想定しながら、単体でも洗練された良いデザイン)。
逆に言えばこのような物を作り出す気概、当時の開発及び製作者の方々の情熱がひしひしと伝わりますし、そういったことがまだ出来た時代だったのかもしれません。

 

これは当時、日本が世界に誇れる工業製品であったはずであり、現在でも単にジャパン・ヴィンテージという枠にはまらない、特別な何かを感じるものであって、日本のエフェクターの歴史という観点からすると博物館に入れたい様な、非常に大切にしたくなるそんな思いがいたします。

 

そんなわけで本日は連休の午後、少し早めにアップしてみました。
ではまた!

 

 

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