アップグレード・モディファイ(ギター編)

皆さんこんにちは!

 

先日コチラに投稿したスクワイヤー・ムスタングのアップグレードですが、スイッチ、ポット、アウトジャック、キャパシター、コントロールノブの交換が完了したので、本日はそのリポートを書いてみますね。

 

まず、ギターに詳しい方ならご存知のパーツブランド、SWITCH CRAFT(スイッチとジャック)/CTS(ポット)は高級ギターブランドのほとんどが使用しているUSA製で、これらに交換することはギターのアップグレードのまず行う定番という感じです。

 

そして今回はモントルーから出ているセラミック・キャパシター(USA製)をあえて使用したのは冒険でした。配線材はこれもモントルーから出ているUSA製クロスワイヤーを使用、ハンダはケスター44というお決まりの感じです。

 

コントロールノブはオリジナルのモノが少しチープ感があったので、オールパーツから出ているインチサイズのムスタング(ジャガー)用に交換。この形状はヴィンテージのMXRなどにも使用されている角のエッジが丸いのが特徴ですね。

 

 

さて、今回配線するにあたりLoud&Proudの斉藤氏にご協力をいただき、完全オリジナルの配線を考えてもらいました。
これはCHARシグネイチャームスタングの配線とも違って、ふたつのSWの組み合わせをいたってシンプルに操作出来る様にしたものです。もちろん、シリーズ・ミックスのハムバッカーにもなりますし、フェイズアウト出力も可能になっています。

 

そして今回さらに注視したのがアースでした。
ヴィンテージのオリジナルUSA製はボディのキャビティーの中に金属のプレートが貼付けてありますが、コチラのスクワイヤーに関しては導電塗料が塗ってあるのみですので、PU側の導電塗料とコントロール側の導電塗料、さらに弦アースを全て導通させました。
これは非常にノイズ対策として効果的だったのではないかと思います。

 

 

というわけで、最終的に出てきたサウンドですが、明らかにアップグレードしておりました。

 

まずダンカンデザインのオリジナル・ピックアップは多少固い感じですが、低域がしっかりと出るパワーのあるピックアップで、倍音がすごく綺麗なんですね。歪ませるよりはクリーンで使用するのに向いている感じ。

 

そこにクロスワイヤーとスイッチクラフト、さらにCTSの相性が「そうそう、これこれこれなのよ」という(笑)。つまりは知っている音と申しますか、安心する音?そんな感じの質感に変わったわけです。

 

ただ、ギターサウンドというものは全てのパーツのバランスで成り立っているものですので、たとえば私どもの試奏用のレスポールなどはあえて良いパーツに交換していないんですね。何故なら現在の出音が非常に良いからです。

 

ですので、全てのギターがこのモディファイによりアップグレードするとは言い切れないのですが、いきなりお金をかけてPU交換をするよりも、まずは電気パーツ&配線から始めてみることはオススメしたいところです。

 

 

◆お知らせ◆
今週は4/5(水)が定休となります。

 

そんなわけで本日はではまた!

 

 

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